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東栄町内11地区で伝承されている花祭には「振草系」、「大入系」、「大河内系」の3つの系統があると言われ、小林の花祭は「大河内系」の唯一の花祭といわれています。 |
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「振草系」8地区と「大入系」2地区はそれぞれ同じ系統で舞や神事がよく似ていますが、小林は舞の所作や神事などが、他の系統の花祭とかなり異なっていて、小林でしか見られないものもあります。舞は少し他より拍子が速く、所作も素朴で、歌ぐらや、笛の音色にも独特の郷愁を覚えます。 |
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小林ではその昔、2つの派にわかれて同じ村の中の2カ所で花祭を行っていた時期があり、榊鬼、山見鬼、茂吉鬼など役鬼がそれぞれに舞われていたため、1つに戻った今でも鬼の舞が他地区よりも多く演じられています。 |
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小林の花祭にご来場いただき、ご献銭を奉納していただくと、お礼として、五穀豊穣や無病息災を祈願した「お礼」と、小林花祭の鬼面などのデザインした手拭いなどをさしあげます。 |
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また会場ではお酒も振る舞われます。仮眠所も用意してありますので、安心してお出かけください。茂吉鬼が祓い落とす「蜂の巣」の中に入れる「祓い銭」は、昔は12文(うる年は13文)となっていましたが、現在では金額は特に決められていませんが、1円から100円までいろいろな硬貨がいれてありますので皆さんも是非1年の福を手に入れてください。 |