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流れと舞の種類
 ここでは、神事と舞、全体の流れと種類を説明します。 なお、地区によって流れ・種類も異なります。
神事
神を迎える神事
神を迎える神事
神を迎える神事
神を迎える神事
1.滝祓い
禊の意味を持つ。今日では、「御滝の水」を迎える儀式として村内の滝を天竜川に見立てて神事が行われる。
2.高根祭り
小高い場所を祭場として区画し、上空から来る諸霊を祀る儀式。
「天狗祭り」ともいう。
3.辻固め
花宿近くの平地に弊を立て、祭場を区画し、地上の諸霊を祀り悪霊の侵入を防ぐ儀式。
4.神入り
神々を請じ入れる儀式。幣束や祭道具の一切を「天」へ祀り込む。
5.天の祭り
舞庭の2階の「天」へ神を勧請する儀式。七十五膳の供物を供える。
6.神寄せ
諸神を勧請する儀式。全国の一宮をはじめ、近郷近在の神仏を呼び招く。
7.竈祓い
釜を祓う儀式で、この時初めて竈に火が入れられる。
8.湯立て
釜に聖なる湯を沸かし、神寄せ、祓いをして諸神に献じ、祈祷をする神事。
9.しめおろし
本来は注蓮を張り渡す儀式と考えられる。
竈祓いと同時進行で行われるところもある。
10.楽の舞(ばちの舞)
当日の楽、すなわち拍子を象徴する舞。
願いを託す神事
11.中申し
花の舞を中心に行われる神降しと願帳を読み上げ立願する神事。
神を送る神事
神を送る神事
神を送る神事
12.ひいなおろし
舞が済んだ後、「びゃっけ」を降ろす儀式。舞が終わった後、祭場を閉じ勘請した神々を返す儀式がここから始まります。
13.花育て
立願者に、奉納のびゃっけ・添花弊・氏神弊を渡し竈をめぐる。
14.宮渡り
氏神を元の宮へ返す儀式。
15.神返し
勧請した神仏を返す儀式。
16.外道がり
祭場の注連縄を切る儀式。
17.鎮め
祭りが終わってなお高ぶる神仏の心を鎮め、元の場所へと送り、祭場を元に戻す儀式。
舞
市の舞
市の舞
青年が一人で扇と鈴を手に舞うものです。
振草系では両手をひろげ大きく体をひねる所作が特徴で、大入系では笹を持ち、舞の後半ではセイト衆をはたいて(清めて)回ります。
地固めの舞
地固めの舞
青年二人の舞で、扇・ヤチ・剣の採り物があります。
舞庭を踏み固める意味があると言われています。
大入系では舞の一番初めに登場します。
花の舞(稚児の舞)
花の舞(稚児の舞)
子供の初舞台となる舞は花の舞で、早い子は5歳くらいで祭りに参加し始めます。
観衆で埋もれた舞庭に、世話人の肩車に乗って登場します。
手に花笠を持って舞うことから花笠の舞とも言います。
花の舞は盆に始まり、湯桶肩と成長に合わせて持ち物を替えて舞います。
花の舞を舞い終わると少年の仲間入りをして、三ツ舞へと進んで行きます。
本来、花祭は女人禁制の祭りでしたが最近は舞子不足からほとんどの地区で女児が舞いに加わっています。
山見鬼(山割鬼・山鬼ともいう)
山見鬼(山割鬼・山鬼ともいう)
舞庭に最初に登場する役鬼で、釜に足をかけ、山を割る所作は、浄土を開くものとされ、生まれ清まりの重要な役割を担う鬼です。
三ツ舞
三ツ舞
少年3人の舞。扇・ヤチ・剣の採り物があります。
花の舞を舞い上げた子供たちが次に取り組む舞で、舞の内容も高度なものになっていきます。
榊鬼
榊鬼
鬼の中でも最も重要とされる鬼で、反閇を踏み、大地に新しい生命力や活力を吹き込み、自然の恵みや、五穀豊穣をもたらす鬼といわれています。
山見鬼、榊鬼、茂吉鬼(朝鬼)を役鬼と呼びますが、村の人たちは、山見様、榊様と呼んで、敬っています。
役鬼に伴う鬼として何人かの鬼が舞庭に出てきますが、これを伴鬼といいます。
装束や所作から木端とか雑魚とも呼ばれ、時には道化た仕草や、セイト衆とのやり取りで観衆を沸かせます。
おつるひゃら(おつるひゃる、天の岩戸開きなどともいう)
おかめとひょっとこによる仮面の舞で、扇と鈴を採り物に舞います。
五平餅(御幣餅)や、味噌の付いたすりこぎ、飯粒の付いたしゃもじを手に舞庭に現れ、村人たちを祝福にやって来ます。
この、味噌やご飯を塗られると、縁起が良いと言われています。
神道花の地区では「岩戸開き」と言っています。
四ツ舞
四ツ舞
青年4人が舞うもので、時間も長く複雑な所作が含まれており、強い体力と洗練された技術が必要とされます。
扇・ヤチ・剣の採り物があるほか、扇の手には上着を採り物にした場面もあります。
長く修練を積んできた最終段階の舞で、舞手は若き祭りの担い手といえます。
茂吉鬼(朝鬼)
舞の最後を締めくくるように、朝方に登場することが多かったことから朝鬼とも呼ばれます。
茂吉鬼は鉞ではなく槌を持って舞うのが特徴で、花宿の主人の舞とされています。
湯蓋につるされた蜂の巣(お宝)を、槌で払い落としますが、この蜂の巣の中身は祓い銭と五色紙の細片で舞庭に落ちたお宝は縁起物として村人たちが奪い合います。
湯囃子
湯囃子
この舞は最も軽快なテンポの舞で、少年4人が藁を束ねて作ったタワシ(湯たぶさとも言う)を持って舞い、舞の終盤、釜の湯を所構わずに振り掛けます。
そのために舞庭も見物人もビタビタに濡れますが、この湯は「生まれ清まりの産湯」ともいわれ、この湯を浴びると病にかからないと、村人に歓迎されています。
獅子
獅子
釜祓いの獅子、清めの獅子とも言われ、花祭りの最後を飾る舞。
舞庭を這うように舞い清めます。
以上のような舞がありますが、地区により多少の違いがあります。
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