正確な神事と大きな榊鬼面が特徴
下粟代の花祭で使っている太鼓には、天保12年の銘があり、150年以上の祭の歴史を語っています。また、集落内の旧家には文化3年に花祭を催した内容の古文書が残されており、さらに長い歴史を持つ可能性もあります。
明治5年、花祭の存続を危うくした廃仏毀釈の風潮には、花大夫の衣装や祭文の一部を神道化することで切り抜け、以後変わりなく続けられた現在の姿は、明治の姿そのままです。
花大夫と宮人による神事は実に丁寧で、神仏を呼び寄せる神招の神事や舞の後の神返しの神事は、その宗教性において高い価値を持っています。
下粟代の榊鬼面はその大きさで有名で、町内最大との呼び声も高いです。ここでは飛び入りの伴鬼を歓迎します。舞に自慢の希望者は花宿裏手の支度部屋を訪れるとよいです。
祭りの最後、宮渡りの前に一杯の粥を一本の箸ですすります。これは昔の大神楽の次第の白山浄土入りに通ずるといわれています。
下粟代地区の鬼
榊鬼
山見鬼
茂吉鬼
開催情報
開催場所
下粟代生活改善センター
愛知県北設楽郡東栄町大字振草字下粟代黒内
開催日程
成人の日前の土曜日~翌日
開催時間
午前8時~午後9時
※ 日程は変更になる場合がありますので、
当日近くなりましたらお問い合わせください。
アクセス
[下粟代生活改善センター]の地図
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お問い合わせ先
花祭保存会長 : 金田正敏
電話 : 0536-78-5112