花祭の舞は、太鼓の調子と笛によって進行します。
太鼓(楽)は、舞の進行や強弱を構成する大きな要素となっています。それに笛の旋律と歌ぐらの音曲が伴い、三位一体となって花祭の舞が完成するのです。
歌ぐらは一般的に市の舞を除く面をつけない舞にうたわれます。
和歌になっており、発声者(太鼓をたたく人)が上の句を歌い、受け手(周りの人々)が次の下の句を続け、さらに発声者が下の句を歌います。それを次々に続けます。
楽も笛も歌ぐらも、共に神事と舞によって変化する上に集落ごとに異なります。
ここでは、一般的な歌ぐらをいくつか紹介します。