第2回東栄まちづくり座談会が開催されました

第2回東栄まちづくり座談会が2月24日(日)、東栄グリーンハウスで開催されました。これは、平成30年4月1日から施行された「東栄町まちづくり基本条例」の理念を浸透させることを目的に、住民からなる東栄まちづくり座談会実行委員会が主催したものです。
今回のテーマは、「町の移り変わりから町の未来を予測しよう」。第1部では、町史編さんにも携わった経済課長の金田新也さんが「町の移り変わりを知ろう」と題して、この町の先人たちが時代の変化の中でどのように地域性を形作って来たのかを話しました。その後、参加者同士で、もっと身近な自分たちの周りの暮らしの変化やその原因について意見交換。最後に、愛知大学の岩崎正弥教授が、過疎化によって地域力が低下していることや、そのような中では人がカギとなり、互いに助け合う協働が重要になってくることを解説しました。
第2部では、このような厳しい状況の中で、どうやってまちづくりに取り組んでいったらよいのかを考えるため、新たな取り組み方でまちづくりに挑戦している「振草川の鮎」を事例としてパネルディスカッションを行いました。振草川漁業協同組合の金澤政弘さん、振草川鮎釣り同好会の丹羽浩和さん、役場経済課の金田新也さんが登壇、岩崎教授がコーディネーターを務め、漁協の運営が苦しくなっていく中で、3者が連携したことで新たな共助の仕組みが生まれ、町の活性化につながっていったことが明らかとなりました。
参加者からは、「鮎の事例は、漁協、同好会、行政のそれぞれの役割が発揮されたことによる成功であると思った。このような事例と同様の事例を生むための考え方がわかった。」、「東栄も過疎化が進む中、何とかしたいという気持ちがこの町を変革していくと感じた。」、「地域力の低下を防ぐためには、住民、団体、行政などが共に変わり、助け合うことが重要。」、「参加者同士で意見交換できたことが最大の収穫である。」といった感想や気づきがありました。
話し合いパネルディスカッション

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