広報とうえい 令和2年10月号
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広報とうえい 2020.10月号3 「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」により、令和元年度決算に係る健全化判断比率等を公表します。これらの数値は町の財政が健全かどうかを判断する指標となるもので、一つでも早期健全化基準や経営健全化基準を超えた場合には、財政健全化計画や経営健全化計画を策定し、財政の健全化に取り組まなければなりません。 実質公債費比率は、過去に行った小学校整備や学校給食共同調理場、とうえい健康の館などの大型公共事業や統合簡易水道建設に充てた地方債の償還が本格化してきていることにより、平成28年度より上昇を続けています。元利償還額については当面の間増加していく見込みでありますが、早期健全化団体に指定される目安の25%までは、到達することはないと考えています。 一方、町税や交付税などの経常的な収入に対し、人件費や公債費といった経常的な支出が占める割合を示す経常収支比率については、平成30年度から3.1ポイント低下し94.3%となりましたが、平成28年度から4年連続で90%を上回っており、慢性的に財政の硬直化が続いています。 公債費が増加していることが要因の一つになっていますが、それ以外の経常的な支出について特定財源の活用を進めることはもちろん、内容の見直しや縮減をすすめるなど、安定した財政運営を目指していきます。◆主な事業と決算額● 健全化判断比率◆町の財政状況区  分事 業 名決 算 額事業の成果内容支え合う健康福祉のまちづくり新保育園の運営IP無線機の導入防災行政無線更新事業森林境界の明確化等プレミアム付き商品券事業林道の整備5億8,173万円7,667万円842万円57万円2億7,772万円191万円 800万円6,511万円1億 593万円306万円豊かな文化と心を育むまちづくり 安全・安心に暮らせるまちづくり 活力のあるまちづくり定住・交流を支えるまちづくり環境と暮らすまちづくり協働によるまちづくり平成31年4月から東栄医療センター(有床診療所)として、新たにスタートしました。 2園を統合し「とうえい保育園」として開園しました。最長で12時間の保育と土曜日の8時間保育を実施しています。台風により崩壊した東栄中学校体育館の軒天を全面的に改修しました。町災害対策本部と自主防災会の情報伝達手段として、IP無線機を導入しました。防災行政無線設備のデジタル化工事と、とうえいチャンネルを開設しました。令和元年〜2年の継続事業。新たに創設された森林環境譲与税を使い、適正な森林管理を行いました。消費増税に向けた景気対策の一環として、プレミアム付き商品券を発行しました。老朽化したとうえい温泉のボイラーを更新しました。推進会や区などの要望を受けて、整備計画に基づき舗装工事や路肩の改良工事を行いました。実質赤字比率連結実質赤字比率実質公債費比率将来負担比率指  標令和元年度早期健全化基準財政再生基準ーー 9.0ー15.020.025.0350.020.030.035.0● 資金不足比率簡易水道特別会計公共下水道事業特別会計農業集落排水事業特別会計東栄医療センター特別会計指  標東栄町経営健全化基準ーーーー20.020.020.020.0*赤字等がない場合は「-」で表示しています。*資金不足がない場合は「-」で表示しています。※千円以下切り捨て【用語の解説】・・・・・・平成28年度に策定された「東栄町まち・ひと・しごと創生総合戦略」が令和元年度で終了することに伴い、次期戦略の策定を行うとともに、「東栄町第6次総合計画後期計画」の策定に向けた準備を進めました。東栄医療センターの運営中学校体育館の軒天改修工事地方公共団体の標準的な一般財源の収入額をいいます。一般会計を対象とした実質赤字の標準財政規模に対する比率です。全会計を対象とした実質赤字(又は資金不足額)の標準財政規模に対する比率です。一般会計等が負担する地方債の元利償還金及び準元利償還金の標準財政規模に対する比率です。一般会計等が将来負担すべき実質的な負債(地方債の残高など)の標準財政規模に対する比率です。公営企業ごとの資金不足額の事業規模に対する比率です。標準財政規模実質赤字比率連結実質赤字比率実質公債費比率将来負担比率資金不足比率東栄町 第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定とうえい温泉ボイラー更新工事

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